塾はまだ早い気がして、タブレットは続かない気がする
宿題は出す。出したら終わり。あとはゲームか動画で、声をかけると空気が悪くなる。
塾を調べてみる。週いくら、月いくら。金額を見て、まだ早い気もして、そっと閉じる。
かわりに出てくるのが、タブレット学習の広告です。毎日出てきます。
でも、たぶん続かない。買ったドリルが何冊も白いままなのを、こちらは知っている。
この「続かない気がする」で止まっている人に向けて書きます。
うちは、上の子が保育園の年長のときに始めました。勉強を先取りさせたかったわけではありません。学習を少しでも早く、習慣に慣れさせたかった。それだけです。
その子はいま中学一年生。下の子は小学四年生で、こちらも続いています。
つまり、わが家はこの教材と六年以上つきあっています。そのうえで書きます。
先に結論:「続くか」で選ばない。「やめやすいか」で選ぶ
続くかどうかは、始める前には分かりません。分かるのは「やめやすいか」だけです。
続くかどうかは、子どもの性格と、その年の学校の様子と、家の忙しさで決まります。始める前の親には見えません。見えないものを判断材料にすると、いつまでも決まりません。
だったら、見えるほうで決める。やめたくなったとき、いくら損をするか。これは今日調べられます。
進研ゼミ小学講座(チャレンジタッチ)の場合、その答えは公式サイトに書いてあります。入会金・再入会金・退会金は0円。最短二か月から受講できる。途中退会はいつでもできて、一括払いでも受講した月数で計算し直して残金が返ってくる。
かなり、やめやすい部類です。
ただし落とし穴がひとつあります。それも含めて、順に書きます。
いくらかかるのか(2026年度・小3と小4)
数字を先に出します。すべて税込、二〇二六年度十月号から入会する場合の、公式サイトの表示です。
小学三年生・チャレンジタッチ
| 払い方 | 月あたり | 総額 |
|---|---|---|
| 十二か月分一括払い | 4,600円(3年生時)/5,940円(4年生時) | 63,240円 |
| 六か月分一括払い | 5,160円 | 30,960円 |
| 毎月払い | 5,480円 | — |
小学四年生・チャレンジタッチ
| 払い方 | 月あたり | 総額 |
|---|---|---|
| 十二か月分一括払い | 5,400円(4年生時)/6,930円(5年生時) | 73,980円 |
| 六か月分一括払い | 5,960円 | 35,760円 |
| 毎月払い | 6,590円 | — |
十二か月一括の「月あたり」が二段になっているのは、途中で学年が上がるからです。四月号から、上の学年の料金に変わります。
一括にするほど、月あたりは下がります。いちばん下がるのは十二か月分一括です。
送料は受講費に含まれていて、別途かかりません。支払い方法はクレジットカード・口座引落・コンビニ振込から選べて、手数料はカードが0円、口座引落が65円、コンビニ振込が135円です。
やめたくなったとき、いくら戻ってくるか
ここが、この記事でいちばん書きたかったところです。
公式サイトの「よくあるご質問」に、こう書かれています。
途中退会はいつでも可能。毎月の締切日までに連絡すれば、所定の月号から届かなくなる。最短二か月から受講できる。そして、一括払いの人が途中でやめる場合、受講した月数で計算し直して、残金が返ってくる。
十二か月分を先に払っても、三か月でやめれば残りは戻るということです。
一括払いは「安くなる代わりに縛られる」形ではありません。ここは正直、良心的だと思いました。
やめやすさが分かっていると、始めるときの怖さがずいぶん減ります。ドリルを買うのと同じくらいの気持ちで踏み出せる。
六年続けて、それでも手をつけない月はありました
ここからは、うちの話です。
姉妹二人。どちらも途切れずに続いています——と書くと、毎日きちんとやってきた家に見えるかもしれません。そうではありません。
手をつけない月が、はっきりありました。一か月まるごと開かなかったことが、たまにあります。六年のあいだに、何度も。
そして正直に書きますが、そこから勝手に戻ったわけではありません。
戻したのは、声かけです。父と母の両方から声をかけました。休日には「一緒にやろう」と誘いました。休日の朝にやることリストを作って、そこにも書きました。
つまり、「放っておいても続く教材」ではありません。そう書いてある記事があったら、たぶん本当ではないと思います。
ただ、かかった手間の量は書いておきます。毎日の見張りではありませんでした。月に一度、止まっているのに気づいて、休日に一回誘う。それくらいです。
そして、いちばん書きたいのはこの先です。
中学生になった上の子は、いま自分でやっています。こちらはほとんど何もしていません。声もかけていません。
年長のときに「習慣に慣れさせたい」と思って始めて、六年かかりました。途中で何度も止まりました。そのたびに、声をかけました。
「毎日やる子」には、うちではなりませんでした。
「止まっても、戻ってこられる子」には、なりました。
そして中学に上がるころ、手が離れました。
期待していいのは、たぶんそういう形です。
向かない人と、ひとつだけある落とし穴
落とし穴は、タブレット代です。
チャレンジタッチには専用のタブレットが必要です。定価は29,980円。
ただし「長期受講タブレット割引」という制度があります。これを使うと、購入時の支払いは9,980円です。そのまま十二か月連続で受講すれば、残りの20,000円は割り引かれて、それで終わります。
途中でやめたときが問題です。十二か月より前に退会すると割引が適用されないので、退会のときに残りの20,000円を払うことになります。
一年続ければ9,980円で済み、途中でやめると結局29,980円かかる。そういう構造です。
さきほど「やめやすい」と書きましたが、正確にはこうです。受講費はやめやすい。タブレット代はやめにくい。ここを見ずに「いつでもやめられる」と思っていると、あとで驚くことになります。
この制度は予告なく終了することがある、と公式サイトに書かれています。申し込む前に、ご自身で注意事項を確認してください。
もうひとつ、細かいけれど知っておいたほうがいいことがあります。
赤ペン先生の提出は、答案を撮影して送る形です。タブレットのカメラで撮って送信します。
これが、うまく認識されないことがよくありました。何度も撮り直すことになって、子どもが癇癪を起こしたことがあります。せっかく解き終えたのに、最後の最後で止まる。あれは、親も子もこたえます。
慣れれば減りますが、最初のうちは親が撮ってあげたほうが早いかもしれません。
そのうえで、向かない人を書いておきます。
とにかく短く試したい人。最短二か月から受講できますが、タブレット代の条件がある以上、数か月で見切る前提なら向きません。
親が横についてやらせたい人。それができる家なら、市販のドリルのほうが安く済みます。
すでに塾に通っている人。量が増えるだけで、たぶん両方が中途半端になります。
最後に、この記事で比べていない範囲を書いておきます。うちはチャレンジタッチしか使っていません。スマイルゼミもZ会もポピーも、試していないので比べられません。使っていないものを並べても、読む人の判断の役には立たないからです。
値上げの話と、それでも急がなくていい理由
いま調べている人に、関係のある話をひとつ。
二〇二六年八月二十五日、進研ゼミの公式サイトに受講費の変更が告知されました。二〇二七年度四月号以降の受講費が変わります。
こういう告知が出ると、「値上げ前に入りましょう」と書く記事が必ず増えます。この記事では、そう書きません。もう間に合わないからです。
告知にはこう書かれています。二〇二六年八月二十四日までに入会した人は、一括払いなら次の一括払い分から、毎月払いなら二〇二七年度十月号から、変更後の受講費になる、と。
駆け込んで得をする期間は、すでに終わっています。いま慌てても、変わりません。
だったら、慌てないほうがいい。
迷っているなら、資料請求から始めてください。無料です。届いた教材を、子どもが開くかどうかを見る。開かなければ、それが答えです。開いたら、そこから考えればいい。
【進研ゼミ小学講座】続くかどうかは、やっぱり始める前には分かりません。でも「うちの子が、開くかどうか」だけは、申し込む前に一度だけ確かめられます。
※ 受講費・キャンペーン・タブレットの割引条件は、2026年8月30日時点で進研ゼミ小学講座の公式サイトに掲載されていた内容です。金額や条件は変わります。申し込む前に必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。


